自分の可能性を求めて

12月20日(土)、江東区立豊洲北小学校で一般社団法人東京都小学校PTA協議会の自主事業PTAのひろば2014「子供たちの夢を未来へつなげる力とは~自分の可能性を求めて~」が開催されました。

講師の成田真由美さんは、競泳でアトランタ、シドニー、アテネ、北京のパラリンピックに出場し金15、銀3、銅2と計20個のメダルを獲得したパラリンピアンです。
もともと水泳は苦手だったという成田さん。障がいを持ってから、水泳と出会いました。
「仙台の大会でリレー選手が足りないから出てくれないか」と誘われ、仙台の美味しいもの食べたさで気軽に参加したら、いきなりメダルを獲得。
その嬉しさが競泳の始まりとなったそうです。しかし、その仙台からの帰宅中に交通事故に遭い更なる障害を負うことになってしまいました。
長く苦しい入院生活では悩みの連続でしたが、仲間の励ましもあり、パラリンピックに向けてリハビリと特訓の日々を経て、見事、メダルを手にされたそうです。
しかし、指導者に出会うまで、スイミング入会を何度も断られるなど、数々の困難もあったそうです。
「何故そこまで頑張れるのか?」という質問には、
「入院中同じ病棟で仲良くなった患者さん方が逝かれてしまうという辛い思いの中、命の大切さを知りました。ですから私は、今だからできることをしようと思っています。私には金メダルを獲るという大きな目標があったので、その頂点を目指して底辺から這い上がる努力をしています。トレーニングでは、『練習は嘘をつかない』、『頑張れ、やればできる』と自分に毎日言葉のシャワーをかけています。」
と答えるそうです。
さらに成田さんは今までの経験の中で、電車の乗り換えだけで改札口に40分も待たされてしまったことや、タクシー運転手の心ない言葉を受けるなど、障害者を取り巻く環境はまだまだ問題が多いことを指摘。
2020年の東京パラリンピック開催に向けてハード面の改善と共に、心のバリアフリーも必要だとおっしゃいます。
障害を持っている方を見かけたら、「手伝いましょうか?」とまずひと言、言葉をかけてあげて欲しい。
ボランティアの第一歩は声を掛け合うことからだというお話には、考えさせられることもたくさんありました。
走るとキラキラ光る車輪、ラメの入った紫色のフレームという一般的なイメージを覆す車椅子で会場の体育館を颯爽と一周してみせた成田さん。
ご自身もその車椅子同様に華やかで、清々しい印象の方でした。
また、金メダルを会場内に回してくださり、参加者は手に取ったり首にかけさせていただいたりと、貴重な体験をすることもできました。
パラリンピックのメダルの裏には、点字の刻印があることも発見することもできました。
子供たちにも是非お話を聴かせたいという感想も多く寄せられ、心に響く講演会となりました。

naritasan

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